<外務省渡航情報 平成21年(2009年)5月22日発出> ☆詳細については、下記の内容をよくお読み下さい。 1.概況 (1)WHOは4月30日(日本時間)、新型インフルエンザのパンデミック警戒 レベルをフェーズ4から5に引き上げました。 (2)WHO事務局長は、その理由として、一つの地域内の複数の国及び地域 において持続した感染拡大が継続していると述べています。 (3)つきましては、新型インフルエンザの感染が確認されている国及び地 域に渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最 新情報を入手し、十分注意してください。また、これらの国及び地域に 滞在されている方は、今後WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を 徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診し てください。 (注意) ○5月22日午前9時現在、WHOにより感染が確認されている国(40か国 〔日本を除く。〕) メキシコ、米国、カナダ、スペイン、ニュージーランド、イスラエ ル、英国、ドイツ、オーストリア、オランダ、スイス、デンマー ク、中国(含む香港)、フランス、韓国、コスタリカ、イタリア、 アイルランド、コロンビア、エルサルバドル、ポルトガル、グアテ マラ、スウェーデン、ポーランド、ブラジル、アルゼンチン、パナ マ、オーストラリア、ノルウェー、タイ、フィンランド、キュー バ、ベルギー、ペルー、マレーシア、エクアドル、インド、トル コ、チリ、ギリシャ ○独自に感染確認を公表している国・地域(1地域): 台湾 ○今後感染が確認される国が増える可能性がありますので、最新情報の 入手に努め、新たな感染国となった国への渡航についても、同様に十 分注意願います。 2.わが国では、検疫体制を強化しており、インフルエンザ様症状がある場 合には検査を行い、必要に応じ、隔離等の措置がとられる場合があります ので、到着時の検疫所の指示に従ってください。また、検疫前に到着便内 でインフルエンザ様症状の有症者がいる場合、機内検疫が行われることも あります。なお、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康 相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄 りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせくださ い。)。 3.感染防止対策 下記の点に留意し、感染防止に努めてください。 (1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。 (2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防 ぐため、マスクを着用する。 (3)積極的に手洗いやうがいを行う。 (4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、うかつに目、鼻、口などの粘 膜部分に手で触れない。 (5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、迷わず 現地の医療機関の診療を受ける。 4.現在、多くの国においては、入国時の健康チェック(体温確認等)が行 われています。その際、発熱、インフルエンザ様症状が疑われた場合に は、新型インフルエンザ感染の確認等のため、一定期間停留を求められる 場合がありますので、日本出発時に発熱等不調を感じられた場合には出発 前に都道府県による新型インフルエンザ相談窓口発熱相談センター ( http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html ) 等にご相談されることをお勧めします。 (問い合わせ先) ○外務省新型インフルエンザ相談窓口(海外渡航関連) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-5580-3311(内線)4101、4102 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/ http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版) (関連ホームページ) ○厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/ ○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連) http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html ○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連) http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/ (英語) ---------------------------------------------------------------------- 以 上 |