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●日本入国者全員にエボラ流行地滞在確認

 アフリカで感染拡大が続くエボラ出血熱への検疫を強化するため、厚生労働省と法務省は24日、国際線のある全国30空港のすべての入国者に対し、流行4カ国に過去21日以内に滞在歴がないか確認することを決めた。入国管理局の職員が入国手続きでパスポートの記録を調べる際に確認し、滞在歴があれば検疫所に申告するよう求める。24日から各空港で順次運用を始める。

厚労省は、エボラ出血熱患者が確認されているギニア、シエラレオネ、リベリア、コンゴ共和国の4カ国を地図で示すなどした「確認ボード」を作成。空港の入国審査カウンターで入国者がパスポートを提示する際、入国審査官がボードを示し、4カ国へ21日以内の滞在(エボラ出血熱の最長潜伏期間)の有無を確認する。滞在が確認できた場合、入国審査手続きをいったん中止し、検疫所での問診を促す。ナイジェリアはエボラ熱の感染が終息したため検疫対象から外した。

 厚労省によると、対象となるのは検疫所を持つ国内の計30空港。海外からの入国者は年間2800万人。

2014.10.24

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